◇CRAVE×10 <ちぇりーそふと>
○基本情報
発売日:2002/9/27
対応OS:Windows95/98/2000/Me/XP
インストール容量:最小約260MB、最大約1.1GB
CDレスプレイ:不可
CG枚数:92枚/284枚(差分含まず/含む)
HCG枚数/割合(差分含まない場合):76枚/83%
シーン回想枠:68枠
セーブ枠:40枠
○システム
・長所
CG,音楽鑑賞、回想モード完備
既読のみ、全て、次の選択肢までジャンプなど、充実したスキップ機能
テキストの自動送りができる
キャラ毎にボイスのon/offが設定可能
マウスのスクロールボタンに対応
(手前側にまわすとクリック、逆はテキスト履歴の効果)
・短所
テキスト履歴が画面全体ではなく、通常のテキストウインドウに表示されるのでやや見にくい。
○シナリオ&テキスト
10人の従姉妹がいて、一人攻略するごとに徐々に謎が解けていく形式。
つまり基本的には一本道のシナリオで、全員をクリアしないと本当のENDにはたどり着けません。
いとこ達2人1組で1つのシナリオが構成されていて、そこから各々のENDへと
分岐していくので実質5本のシナリオがあります。
謎を解き明かしていくタイプのシナリオなためか、初回プレイでは意味がわからない話が突然展開されます。
しかし話を進めていくとだんだんと謎が解明されていき、物語に引き込まれました。
ただ個人的に、ラストはやや弱かったような気がします。
テキストは読みやすく、多少ではありますがほのぼのとさせる箇所もあり非常によかったです。
○グラフィック
ちぇりーそふとのメイン原画家であるあきら氏は、毎作品クオリティーの高い絵を提供していて、
それは今回も同様です。
女性キャラは多数登場しますが、各々特徴をつけてうまく書き分けられています。
男性キャラもいい味出してます。
塗りは癖がなく、万人受けすると思います。
○サウンド&ボイス
音楽は全体的にレベルが高くまとまっています。
とくにENDに使われているボーカル曲はおすすめ。
しかし1つ不満点があります。
それはごく普通の日常シーンの際に流れる音楽の1ループが短く、
ループする時に3秒ほど無音状態になる現象です。
使用頻度が高い音楽なのでもう少し1ループを長くしたほうがよかったのでは?と思います。
ボイスは主人公以外全員しゃべります。
そして全員の演技がとても上手く、ボイスに関しては批判すべきことはありません。
○Hシーン
攻略対象キャラが10人もいるせいで一人一人の量が犠牲となっています。
また、攻略対象キャラはもちろん、脇役のほとんどが処女なので、Hシーンの多数が
破瓜描写を含んでいて処女スキーな人にとっては最高のソフトでしょう。
逆に破瓜描写の多さに反比例して、露出、羞恥系統のシチュはほとんどありません。
精液描写はソフトのパッケージの裏に、
「汁量200%アップ!!」
との表記の通り大量に描かれています。
でも多ければいいという訳ではありません。
次回作は以前の量に戻ることを願います。
ボイスに関しては、最高の一言。
声優さんの演技力が抜群なのはもちろん、卑語をこれでもかというほどしゃべり、
その上消しが甘いためほぼまる聞こえ。
チュパ音他、効果音もなかなかよかったです。
○総評
シナリオは伝奇物としてかなり面白く仕上がっており、絵も音楽も高レベル。
ボイスは最高の一言に尽きる。
しかし唯一、Hシーンだけが個人的に合わなかった。
特に破瓜シーンの多さと、露出スキーとしては致命的な露出シチュがないことが大きい。
よって、露出シチュにこだわりがなく、処女スキーなら大満足の1本となるでしょう。
ちなみにプレイ時間は初回約3時間、以降各シナリオ平均1時間で合計約12時間でした。
○評価
★★★★★★★☆☆☆(10段階評価中7点)